日本医療マネジメント学会 第18回熊本支部学術集会
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会長挨拶
第1回日本統合医療学会 九州ブロック学術講演会 会長
赤木 純児
日本医療マネジメント学会
第18回熊本支部学術集会を開催するにあたって
日本医療マネジメント学会 第18回熊本支部学術集会
学術集会会長  赤木 純児
(玉名地域保健医療センター院長)
 第18回日本医療マネジメント学会熊本支部学術集会は、九州看護福祉大学を会場に平成28年3月5日(土)に開催させていただきます。
 昔の日本には自然発生的なコミュニティが存在しており、このコミュニティの下で住民が家族のように互いを見守り、必要なときには助け合いをして生活していました。しかし、この昔ながらのコミュニティは、近代文明の発展とともに消滅しつつ有り、それとともに、核家族化、高齢者の独居、老々介護などの問題が噴出しています。地域住民が住み慣れた地域で可能な限り地域完結型医療を受け、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることが出来るようにするためには、従来のものと替わるコミュニティ的存在が不可欠と考えます。今提唱されている、「地域包括ケアシステム」とは、自然発生的ではなく、医療・介護・福祉に携わる多職種の人たちが中心となって作る新しい形の、現代型のコミュニティではないかと考えます。そこでは、医療、介護、福祉にとどまらず、ひとの生活全般を医療介護・福祉に携わる多職種の人たちが支えることになります。そういう観点から、この学術集会のメインテーマを「現代型のコミュニティとしての地域包括ケアシステムがめざすもの」としました。
 シンポジウムとしては、地域包括ケアシステムの構築に必要不可欠と考えられる、「在宅医療」と「食支援」を二つの大きなテーマとしました。特に、「食支援」に関しては、食は人間の尊厳に関する根源的な機能であり、これを喪失することは人間としての楽しみの喪失ばかりでなく、話す、歩くといった人間の人間としての機能の喪失にもつながります。食を回復することにより、楽しみばかりでなく、会話や歩行などの人間の機能も回復することが多く見られています。「食支援」は、地域包括ケアシステムの維持に重要な要素だと考えます。
 今回の特別講演といたしまして、日本医師会長の横倉義武先生に、地域包括ケアシステムを含めた、こらからの日本の医療についてご講演頂く予定です。
 最後に、今回の学術集会開催に当たり、ご協力を頂きました皆さんに篤く感謝申し上げます。
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